KiCad 5.0.0動いた


9分9厘PLISTだからいいものの40000行越えのパッチとか意味わからんな…

大きく変わったのはライブラリで、Download Librariesの通り4.0系は "footprints" と" library" の2本立てだったのが、5.0系では "footprints"・"packages3d"・"symbols"の3本柱になったこと。pkgsrcでもそれぞれ別々のパッケージ扱いしていたので、”cad/kicad-lib" を削除し "cad/kicad-package3d" と "cad/kicad-symbols" として分割。あとは KiCad Licenses を見たらライブラリ系はCC-BY-SA 4.0らしいのでそちらに変更。

KiCad本体はboost 1.68での破壊的変更なところをバッチリ踏み抜いてエラーを吐いていた箇所があったので、本家から”Fix build error with Boost 1.68." の #include 部分だけ適用。というかキミこの前もcmake 3.11で非互換なところですっ転んでた気がするんだがそういう趣味でもあるのかね。あとライセンスもGPL3らしい。

なお現状pkgsrcに無いためビルドオプションで無効にしたのがこいつら。無効にしたことで何の機能が使えなくなったのかは知らん(ぉぃ

  • "-DKICAD_SPICE=OFF" : ngspiceの共有ライブラリが必要らしい
  • "-DKICAD_USE_OCE=OFF" : wip/opencascade ?
  • "-DKICAD_SCRIPTING_WXPYTHON=OFF" : "x11/py-wxWidgets" で試したら「古いわボケ」って怒られた

(2018/11/28追記)

"-DKICAD_SCRIPTING=OFF -DKICAD_SCRIPTING_MODULES=OFF" を入れておかないとSWIG3を要求してコケてしまうのでこいつらもビルドオプションに追加。SWIG3自体は devel/swig3 にはあるんだけど、なぜか devel/swig や devel/swig2 と違って buildlink3.mk が無いという謎。