三が日を病院で過ごしたとある男の心の叫び

お餅が食いたい。
程よく狐色のこげのついた焼けたばかりのお餅をぱりっとした海苔でくるんと巻いて醤油をつけて食いたい。

あまり食べ物に好き嫌いはないんだけど、正月のお餅と秋の梨の2つだけは特別みたいなのよ。

でも現状は粥などの柔らかい病人食を半分食べるのが限界、つーか昼に「おや今回は活けそうだなぁ」ともうちょっと食べてたら途中で突然飲み込めなくなり「やべ」)→流し、なめにあったばかりなんでお餅食べたら死ぬ。ん?ちがうな死ぬ気があれば食えるのか。なんだ簡単なことじゃないか。…食べないから安心してね。